クリュ・デュ・ヴァン
Overview
Intro
フランスとスイスにまたがるジュラ山脈の麓、ヌーシャテル湖の西に長く広がる谷、ヴァル・ド・トラヴェール (トラヴェール谷)にある岩場の絶景。かつてはローヌ氷河へと続く氷河があったところで、氷河の消滅とともに半円状に削り取られています。幅1400メートル、高さ160メートルの垂直に切り立った岩壁は、大自然がつくった円形劇場ともいわれるほど。約4キロの長さで盆地を取り囲んでいます。
約2万年前、古代の海の沈積物として石灰岩の特徴的な地層が形成され、かつての氷河がとけて川となり、この自然の造形美が形成されました。ジュラ山脈が、恐竜の時代といわれる”ジュラシック(ジュラ紀)”の名前の由来となった独特な石灰岩層をみることができます。
この土地は極地的にユニークな気候特徴があり、北極性の高山植物の花々や森の木々が育っています。混交林がヌーシャテル州とヴォー州の州境にまたがる約25キロ平方メートルの自然保護地域には、シャモア(カモシカの一種)、アイベックス(アルプス山羊)、リンクス(オオヤマネコ)などの野生動物が生息。希少なアルプスの動植物の宝庫といわれています。
1年を通して常に4℃の温度が保たれている清水が古代の地層からわき出してくる泉「フォンテーヌ・フロワド(冷たい泉)Fontaine froide」など神秘的な魅力にあふれています。
アクセス
ノワレーグ Noiraigueから徒歩で約1時間または車で10分
※谷までの公共交通機関はありません。
概要
所要時間の目安 |
約4〜8時間(1日)
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推奨年齢 |
14歳以上
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施設条件 |
屋外
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カテゴリー |
自然, アクティビティ
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