モントルー
Intro
"スイスのリヴィエラ"といわれるレマン湖畔にあるフランス語圏のエレガントなリゾート。 湖とぶどう畑に囲まれた美しい風景で、隣接するヴヴェイとともに、芸術家や文人などが集い、昔も今も多くのセレブに愛されるリゾートとして知られています。毎年、夏に開催されるジャズフェスティバルも世界的に有名です。
観光地の紹介
ヴィルヌーヴからリュトリーまで、 “スイスのリヴィエラ”ともいわれる湖畔沿いの地域は、地中海の雰囲気もある温暖な気候で古くから王侯貴族や著名人などに人気があったリゾート地。ベルエポックの時代には、オリエント・エクスプレスが走り、王侯貴族たちが集った華やかな歴史を誇り、古くからホテル産業が発展していきました。いまでも、カジノのある湖畔には、由緒ある優美なホテルが建ち並んでいます。
モントルー郊外にある幻想的な中世の古城、周囲に広がるぶどう畑、レマン湖とアルプスの山並みが織り成す美しい風景は、多くの芸術家をも魅了してきました。
ルソーが『ジュリーあるいは新エロイーズ』、バイロン『シヨンの囚人』、ヘミングウェイが『武器よさらば』、ナボコフは『ロリータ』など文人たちは数々の名作を執筆し、ストラヴィンスキーの『春の祭典』、チャイコフスキーの『エフゲニー・オネーギン』など音楽家たちは数々の名曲を生み出しています。
モントルーにスタジオと居を構えたフレディ・マーキュリーは最後まで多くの名曲をここで制作し発表。アルバム「メイド・イン・ヘブン」のカバー写真は別荘からみえるレマン湖と奥に広がるル・グラモン Le Grammontの山々でした。現在、フレディの銅像がある広場の横にあるカジノに記念館があります。そのカジノが火事になった時につくられたディープ・パープルの名曲が「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、そしてプリンスは、ユネスコの世界遺産にも登録されていた美しいラヴォー地区のぶどう畑への思いをうたった「ラヴォー」をリリースしました。近年では、世界中のトップアーティストが集結する夏の音楽祭「モントルー・ジャズフェスティバル」でも有名です。
モントルー郊外にあるスイス屈指の名城「シヨン城」のほか、地元では「5月の雪」といわれる山の方に群生する可憐なナルシス(水仙の一種)の花々を訪ねたり、雄大なパノラマビューが広がるロッシェ・ド・ネー Rochers-de-Nayeへかわいい登山鉄道で上ってみるのもよいでしょう。またレマン湖の湖船クルーズや絶景パノラマ鉄道「ゴールデンパス・エクスプレス」の旅、チョコレート工場・センターを訪ねる「チョコレート・トレイン」、チーズの里を訪ねる「チーズ・トレイン」など、モントルーを拠点としてさまざまな観光・小旅行が楽しめます。
言語 | フランス語 |
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カントン(州) |
ヴォー州 Vaud (VD) |
エリア中心地の標高 | 390 m |
エリア内の標高 | 372m〜2022m |