ベルン旧市街
Overview
Intro
1191年にツェーリンゲン公ベルヒトルト5世が、アーレ川に囲まれた小高い丘ニィデックNydeggに築いた砦を中心につくられたベルンの町。13世紀からは自由都市として発展し、15/16世紀にかけて住民が増加するにつれ、西側へと拡張してきました。荘厳な大聖堂、石灰岩の建物が並ぶヨーロッパ最長といわれるアーケード、各所に点在する凝った彫像が美しい水飲み場など、かつての街並を留める歴史的な町は、中世ヨーロッパにおいて各地で拡大していった都市の発展モデルともいわれています。また往時の姿を残しながらもスイスの首都として現代都市の機能を兼ね備えている点も高く評価され、1983年に文化遺産としてユネスコ世界遺産に登録されました。
時計塔 Zeitglockenturm/Zytglogge
13世紀に建てられた中世都市のかつての城門が前身となった時計塔は、そのあと、拡張をくり返した旧市街のほぼ中心に位置するランドマーク。地元の言葉で「Zytglogge(ツィットグロッゲ)」と呼ばれています。つくられた大きな天文時計のわきにある熊の兵士や鶏、王などの人形仕掛けは、毎時、時間が変わる数分前(約56分〜57分)から動きだします。ガイドツアーに参加して、塔の内部に入ると、16世紀から動いている時計仕掛けを見学することができます。
旧市街の泉 Brunnen
100箇所以上の泉(水飲み場)が残るベルン。そのうち、16世紀につくられた歴史的なもので、カラフルな装飾が施された柱が特徴的な11の泉が旧市街の主な通りに点在しています。ベルンの町を創設したツェーリンゲン公がシンボルである熊の姿をしたものや、子供を食べている食人鬼、バグパイプ吹き、正義の女神、など、さまざまなものを象徴した偶像をみることができます。
◉ベルナーミュンスター(ベルン大聖堂) Berner Münster 12/13世紀の教会を基盤に15世紀に着工した大聖堂。スイス最大規模を誇る後期ゴシックの傑作で、正面扉につくられたレリーフ『最後の審判』やオルガン、ステンドグラスなど見ごたえ十分。約100mの塔の上からは壮大なパノラマビューを楽しむことができます。
アーケード Arkaden
中世の石造りのアーケードが約6km続くベルンの町は、雨の日でもぬれずに買い物が楽しめるショッピング天国。レストランやショップが建物の1階部分に軒を連ねています。
インフォメーション
<ユネスコ登録データ>
登録名:Old City of Berne
登録年:1983年
分類 :文化遺産
混雑予想
地図
連絡先
UNESCO World Heritage in Switzerland
スイス
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Bern
スイス