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19世紀末に住居として建てられた美しい邸宅「ヴィラ・プランタ」の本館と2016年に完成した新館に、18世紀から現代までのスイス人芸術家の作品を中心として展示しています。セガンティーニ、ジャコメッティ、ホドラー、キルヒナーなど、グラウビュンデンにゆかりのある芸術家作品が多くそろっているのも特徴的です。グラウビュンデン州美術協会が設立された1900年から収集してきた約8000点のコレクションを誇っています。

プランタ氏の邸宅として19世紀に建てられた「ヴィラ・プランタ」。ネオクラシック様式の荘厳なファサード(正面)が印象的です。後にレーティッシュ鉄道が買い取り、文化事業に貸し出され、1957年からはグラウビュンデン州の所有になりました。

1960年代に老朽化のため解体の危機がありましたが、1980年代に議論され、修復のうえ残されることが決定。国際的に有名なペーター・ツント(ピーター・ズントー)を含む建築家たちで検討され、3年間の修復工事とあわせて、新しい展示エリアの拡張工事を経て、1990年に再オープンしました。

そして再び、2014年にさらなる拡張のための新館設立が決定。今回のデザインを担当したのは、バルセロナを拠点にする「バロッツィ・ヴェイガ Barozzi & Veiga」。2015年度のミース・ファン・デル・ローエ賞2015を受賞した注目の建築チームです。2016年にオープンした近代的な白い巨大キューブのような新館は、クラシックで重厚な本館とは対照的。新しい建築として話題になっています。

約120年におよぶ創立以来、蒐集してきた膨大な作品は、グラウビュンデン州の文化的背景と密接に結びついています。アンゲリカ・カウフマンやジャコメッティ家(アウグスト、アルベルト、ジョヴァンニ)など、この土地出身のスイス人芸術家だけでなく、アルプスの風景にインスピレーションを求めてアトリエを構えたジョヴァンニ・セガンティーニやエルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、「ロート・ブラウ(赤・青)」芸術家グループなどこの地にゆかりのある芸術家作品も多く、美術史において貴重なコレクションとなっています。また今日では多くの現代アート作品もコレクションに加わっています。

常設展のほか、毎年5~6回の特別企画展が開催されます。


概要

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所要時間の目安
約2〜4時間(半日)
推奨年齢
14歳以上
旅行タイプ
グループ旅行, おひとり様, カップル・ペア旅行
施設条件
屋内
カテゴリー
文化, 教育, 都市

料金・情報

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対応言語
英語, ドイツ語

地図

連絡先

Bündner Kunstmuseum
Bahnhofstrasse 35
7000  Chur
スイス

Phone  +41 (0)81 257 28 70
Fax +41 (0)81 257 21 72
info@bkm.gr.ch
buendner-kunstmuseum.ch
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グラウビュンデン地方
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