アルプス観光のハイライトであるユングフラウ地方に新しいロープウェイが誕生しました。グリンデルワルト郊外のグルント駅からメンリッヒェン山に結ぶケーブル路線が最新技術でリニューアル。2019年12月から新しいゴンドラでの運行を開始しました。

10人乗りの新型キャビン(ゴンドラ)は、全体がクリアな窓になっており、アイガーなどの名峰の迫力ある眺望が楽しめます。全111のゴンドラで、輸送人員はこれまでの2倍となる毎時1800人。もう混雑により長い列を待つことはありません。また、山頂までの所要時間も従来の30分から19分と大幅に短縮し、ますます魅力的で便利になりました。

同時に起点となるグリンデルワルト・グルントに新駅「グリンデルワルト・ターミナル Grindelwald Terminal」が完成。インターラーケン方面から結ぶベルナーオーバーラント鉄道(BOB)とメンリッヒェン・ロープウェイが、新ターミナルで直結します。

同駅からはユングフラウ鉄道のアイガーグレッチャー駅まで結ぶ新線「アイガー・エクスプレス」が来年2020年冬に開通予定です。今回リニューアルしたメンリッヒェンまでのロープウェイとあわせてアイガー山麓をV字で結ぶ「Vバーン・プロジェクト」。その壮大なプロジェクトの第1段階が始動します。

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