Intro

チューリヒ市内にあるスイス最大級のコレクションを誇る美術館。1910年に建てられた歴史的な本館と2021年に拡張したモダンな新館で、中世から現代に至るまでの貴重な作品をみることができるアートの殿堂です。

■チューリヒ美術館の概要

チューリヒ美術館は、その母体となるチューリヒ芸術協会 Zürcher Kunstgesellschaftが、地元の芸術家たちによって設立され、作品の収集を開始した1787年に始まる由緒あるアート・コレクションです。1910年に建てられた本館と2021年に拡張したデヴィッド・チッパーフィールド設計のモダンな「新館」の2つの建物をあわせて11500平方メートルに及ぶ広大なスペースで、中世から現代に至るまで、各時代を代表するような作品の数々を網羅している膨大なコレクションを展示しています。教科書でみたようなヨーロッパの美術史を彩る巨匠たちの傑作はもちろん、世界最大級のジャコメッティ・コレクションや印象派の名作を中心とした珠玉のビュールレ・コレクションなども必見です。

■観光ポイント・主な見どころ

圧巻の常設コレクション


後期ゴシックやイタリア・バロックの名作、レンブラントなどのオランダ絵画、ルーベンスなどのフランドル絵画から、マネ、モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなどのフランス印象派絵画、母国のノルウェイ以外では最大の所蔵となるムンクやココシュカなどの表現主義絵画、ピカソやシャガール、ミロ、ダリ、マーク・ロスコやゲオルグ・バゼリッツなど抽象絵画やポップアートまで。印象派、古典主義モダニズム、現代美術など、中世から現代までの各時代を代表する巨匠たちの名画がそろっています。

スイスの国民的画家フェルディナンド・ホドラーやパウル・クレー、フェリックス・ヴァロットン、ヨハン・ハインリヒ・フュースリーなどスイス人アーティストの有名作品も充実しています。とくに階段の吹き抜けのところにつくられたホドラーの巨大な壁画作品などは、この美術館でしかみることができない迫力のある傑作です。

  • 大人用および6歳以上の子ども用のオーディオガイドが用意されています
  • 毎水曜日は入館無料です。チューリヒカードで一般入館(常設展)が無料になります

チューリヒ美術館の建築探訪


チューリヒ美術館は本館と新館があります。建築家カール・モーザー Karl Moserが設計した本館の建物は、1910年に開館して以来、数度に渡って増設工事が行われ、2001年から2005年にも全面改修されました。増大するコレクションを展示するため、新たな大規模な拡張計画として世界的に有名なデイヴィッド・チッパーフィールドDavid Chipperfield が設計した新館が2021年にオープン。この拡張によりチューリヒ美術館は、旧館・新館あわせて11500平方メートルに及ぶ展示面積を誇るスイス最大の美術館へと進化を遂げています。

新古典主義の重厚感のあるクラシックな「モーザー・ビル(旧館)」とすっきりとした石造りのモダンな新館がハイムプラッツ(ハイム広場)Heimplatzを挟んで向かいあっています。スイス産のジュラ石灰岩を用いた外観が周囲と調和し、現代的な幾何学美を実現している新館を手がけたイギリス人建築家デヴィッド・チッパーフィールドは、2023年に建築界の最高栄誉であるプリツカー賞を受賞しました。新館の中央エントランスホールは一般に開放されています。また、建築ファン向けに、両方の建物を巡るガイド付きツアーも用意されています。

  • 新館と旧館はハイムプラッツ広場下を通る長さ約70メートルの地下通路でつながっています
  • 新館横の「アートガーデン」は早朝から夜まで、誰でも無料で立ち入ることができます

ジャコメッティ・コレクション Giacometti Collection


世界でもほかに類をみないアルベルト・ジャコメッティAlberto Giacometti(1901-1966年)のコレクションも必見。1965年、アルベルトの晩年に「彼の重要な作品が散逸しないように」とチューリヒの美術愛好家たちが資金を集め、チューリヒ美術館内に「アルベルト・ジャコメッティ財団 Alberto Giacometti-Stiftung」を設立。そこにアルベルト本人や、弟のディエゴ、そして弟ブルーノら家族で大切に保管していた秘蔵の作品を次々と寄贈・託したことで、「世界一のコレクション」が実現しました。

その財団から永久貸与されている作品に、美術館の所蔵品、チューリヒ芸術友の会 Kunstfreunde Zürichの所蔵作品も加えたチューリヒ美術家の膨大なコレクションは、スイス国民とジャコメッティ本人や兄弟が「自分たちの国の美術館に、最高の作品を残そう」と情熱を注いだ量・質ともに世界最高を誇る珠玉のコレクションです。

その膨大なコレクションの一部はこれまでも美術館の常設展として公開されてきましたが、生誕125周年と没後60周年となる2026年2月からは、大規模なプロジェクトの第一歩として、これまで未公開だった作品も加え、チッパーフィールド設計の新館にて、シュルレアリスム時代の作品から晩年の代表作までを網羅した新しい構成の展示がスタートしました。また2027年からは展示スペース・展示内容を大幅に拡張し、初期から晩年に至るジャコメッティのアーティストとしての芸術的軌跡のすべてを、連続する4つの展示室で展開する予定です。
  • 生誕125周年&没後60周年の2026年から2027年にかけて展示が拡大・拡張されます
  • ジャコメッティ・コレクションは一般(常設展)チケットで鑑賞できます

ビュールレ・コレクション Bührle Collection


世界的に有名な美術収集家のエミール・ゲオルク・ビュールレ氏がこの世を去った後、1956年に長年暮らしたチューリヒに遺族が財団を設立。彼の邸宅をそのままいかして、1960年に美術館がオープンしました。西洋美術の歴史を俯瞰するような名画が時代ごとに収集されています。なかでもコレクションを代表するのが、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、モネ、セザンヌなどのフランス印象派の巨匠たちの作品。奇跡のコレクションともいわれ、世界随一のレベルを誇っています。

この邸宅美術館は絵画盗難事件もあり、セキュリティ上の事情でやむなく2015年に閉館。名画コレクションの再公開を求める声は大きく、チューリヒ美術館の新館増設の計画をうけて、チューリヒの至宝でもあるビュールレ・コレクションのチューリヒ美術館への長期委託が決まりました。そして2021年の新館オープンから特設展示室にて、この珠玉のコレクションが公開されています。

現在、本展を補完するものとして、時代や国を超えた同コレクションの展示の歴史や、一般の人々による受容の変遷を記録した資料展示も行われています。外部専門家と連携して調査を進めるとともに、2027年から2028年に大規模コレクション展示を予定。
  • 教科書でおなじみの名画の数々を一度にみることができます
  • ビュールレ・コレクションは一般(常設展)チケットで鑑賞できますす

展覧会・イベント

本ページの情報は、スイス本国の自治体、地方観光局や運営団体・会社などが発表した情報に基づいて制作しています。スイス政府観光局ではその発表内容についての正確性に関して保証することはできません。リリース後に変更になる場合もありますので、詳しい情報は直接現地にお問い合わせのうえ、確認ください。

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Heimplatz
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スイス

Phone  +41 (0)44 253 84 84
Fax +41 (0)44 253 84 33
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開館時間

日曜, 火曜, 水曜, 金曜, 土曜 10:00 - 18:00
木曜 10:00 - 20:00