UNESCO World Heritage sites / biospheres

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Intro

地球規模で次世代に残していくべき、時を越えた人類の宝物としてユネスコが認定する世界遺産。歴史的に重要な価値が認められた文化遺産と、大自然がつくりだした比類ない景観や地球の歴史を語るうえで生物学、地質学的に貴重な意味をもつ地域などを選んだ自然遺産、そして複合遺産があります。スイスは面積が九州と同じくらいの小国でありながら、現在、9カ所の文化遺産と3カ所の自然遺産があります。

ザンクト・ガレン修道院

612年に修道士ガルスがつくった小さな庵に始まり、8世紀に創設されたザンクト・ガレン修道院は、文化と科学知識が集結された学問の総本山として、中世ヨーロッパにその名を轟かせていました。 現在では宗教的な意味での修道院ではなくなりましたが、18世紀に改装された修道院の建物はバロック建築の傑作といわれる美しいもの。とくに、膨大な数の貴重本や手稿を納めた修道院付属図書館は世界最大級の中世の図書館として有名で、約17万冊ある蔵書のほとんどが今でも読むことができる状態を保っています。スイス最古の図書館でありますが、特別に古く価値のあるものを除いて、ほとんどの本が申請すれば閲覧室でみることができ、1900年代以降に発行された本は貸出もしているなど、今でも普通に図書館としても機能しているというのも驚きです。美しい意匠のバロック様式のホールは一見の価値あり。さまざまなテーマで特別展も開催されています。 この修道院が果たしてきた歴史的な意義、中世の修道院を代表する荘厳な建築、図書館に残る重要な文献や美術品、9世紀に描かれた建築設計図など、さまざまな観点で高い評価を受けて、世界遺産に認定されました。

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ル・コルビュジエの建築作品

近代建築の父ともいわれるスイス出身の建築家ル・コルビュジエの作品群。スイスで建築家への道を歩みはじめ、主にフランスで活躍したコルビュジエの作品は世界各国にあり、その中からフランス、スイス、日本、ベルギー、ドイツ、アルゼンチン、インド7カ国にある17軒が、近代建築運動に大きな影響を及ぼした代表的な作品として、2016年、文化遺産に登録されました。 スイスからは、1923年から1924年にかけてコルビュジエが両親のためにヴヴェイ郊外コルソーのレマン湖畔つくった小さな家(ヴィラ・ル・ラク(湖の家))と1930年から1932年にジュネーヴに建設された集合住宅「クラルテ」の2軒になります。 当初は生まれ故郷のラ・ショードフォンにあるシュウォブ邸(ヴィラ・トゥルク)、ジャンヌレ邸(メゾン・ブランシュ)も申請されていましたが、価値を高く認められながらも、今回の登録の前に過去に2度登録を見送られている経緯から、各国の推薦資産は最初の暫定リストが見直され、今回の登録名に副題として「近代建築運動への顕著な貢献 Outstanding Contribution to the Modern Movement」とつけられているように、近代建築運動に寄与したと分かりやすい代表的な作品に絞り込まれました。

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