ツォーツ
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言語:ドイツ語/ロマンシュ語 | カントン:グラウビュンデン州 (GR) | 標高:1716m オーバーエンガィン地方で最も美しい村といわれるツオーツ。ベーヴァーからシュクオールまで結ぶレーティッシュ鉄道の沿線になります。泉のある村の広場を中心に、1570年代に建てられた「ホテル・クルシュアルヴァ Hotel Crusch Alva」など、16世紀前後の歴史的な建物や見事なスグラフィット装飾で彩られた家々が数多く残っています。この地をおさめていた貴族のプランタ家の足跡も随所に感じられるでしょう。ホテルも多く、エンガディン地方の観光拠点のひとつです。近郊には、ラ・プント La Punt、マドゥラインMadulain、シャンフ S-chanfなど、かわいい村々が点在しています。
観光地の紹介
12世紀につくられた後期ゴシック建築のサン・ルッツィ教会は、エンガディン地方を代表する教会のひとつ。教会内部を彩るアウグスト・ジャコメッティ作のステンドグラスも必見です。そのほか、ヨーロッパで一番高いところにあるコーヒー焙煎所といわれる「カフェ・バディラッティCafé Badilatti」もあります。
毎年3月に開催される「エンガディン・スキーマラソンEngadiner Skimarathon」のゴール地点でもあり、5機のスキーリフトがあります。また18ホールのゴルフ場も近くにあり、初夏から秋にはハイキングやサイクリングが人気。
ツオーツで一番古い歴史を誇る「ホテル・クルシュアルヴァ Hotel Crusch Alva」は「スイス・ヒストリック・ホテルズ」に選ばれています。また、高台にある近年改築された「ホテル・カステルHotel Castell」は有名建築家やデザイナーが手がけたデザインホテルです。
スイスのボーディングスクールの中でも屈指の歴史を誇る、1904年創業の有名なアルプスの私立学校(寄宿学校)「リツェウム・アルピーヌム・ツオーツLyceum Alpinum Zuoz」があり、30カ国を超える幅広い外国人生徒が約200人、留学生として寮生活をして英語で学んでいます。全体で、11〜21歳の約300人の生徒が通っているため、エンガディン地方で最も子供たちを多くみかける活気にあふれる村でもあります。
オーバーエンガディン地方の情報