Hint

Intro

フランスとの国境でスイス西端を縦断するジュラ山脈の南部。西はラ・ドール山から東は修道院の町として有名なロマンモティエまで、ヴォー州の31市町村にまたがる532平方キロメートルの広大な敷地が自然保護区となっています。北部には時計の聖地として知られるジュー溪谷があります。

観光地の紹介

訪問客を魅了するのは、ジュラ山脈の歴史的な地質、特殊な気象条件が織りなす、特徴的な美しい絶景の数々。時計の聖地として知られるジュー溪谷の中心にあるジュー湖 Lac de Joux、ジュラ山脈から南に広がる丘陵地帯、その奥に帯のように連なるアルプスのパノラマは感動的。レマン湖の向こうにそびえるアルプス最高峰のモンブランまで続いています。


静謐な森、神秘的な湿地帯、牛を放牧するアルプ(山の牧草地)やチーズをつくる山小屋が点在する風景は12世紀頃から変わらぬ情景。隣接する牧草地との境として、乾燥した石灰岩を積み上げてつくられた牧草地の石壁も、この地方ならではの特徴です。

“ジュラシック(ジュラ紀)”の語源ともなった石灰岩からなる独特の地層で、牧草地、湿地帯、草原など各地で5月中旬頃から、種類豊富な花々を見ることができます。延べ523kmという多彩なコースで楽しむハイキングや走りやすい道でのサイクリングがおすすめ。

この地域の特産品といえば、伝統のチーズです。保護原産地呼称(AOP)で認証されている『ヴァシュラン・モンドールVacherin Mont-d’Or 』と「グリュイエール・アルパージュGruyère d’Alpage」が、伝統的な製法を受け継ぎ、点在する山小屋でつくられています。
この自然公園内に217ヶ所のアルプ(山の放牧地)がありますが、21軒のチーズ小屋が2020年からヴォー州の無形文化遺産に認定されています。

観光ポイント

INFO: ヴォー州ジュラ自然公園