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ライン川、ロイス川、ティチーノ川の源流もある、ゴッタルド山塊に源がある西スイス地方で最も重要な川。西へ向かう流れに沿って、国内でも最高のぶどう畑が広がっています。

ローヌ川の概要

気候の変動により、現在はかなり減少してしまったローヌ氷河がローヌ川の源流です。ヴァレー州ゴムス地方の深い谷を流れる間は、ロッテン川と呼ばれています。ロイク近郊にあるプフィーンヴァルトはアルプス最大級のマツの森で自然保護区になっています。ロイクからシエールまでのびる森は、ヴァレー州の独語圏から仏語圏への言語境界にまたがっています。

ここから川はローヌ川と呼ばれるようになり、長く伸びて流れていきます。ローヌ川が流れる谷がローヌ谷と呼ばれており、日当りのよい両サイドの斜面にはぶどう畑や果樹園が広がっています。とくにワイン産地として知られています。ローヌ川は源流に近い上流からフランスへ入ってからの下流まで、ワインの名産地が続く、ワインの川でもあります。

シエールをすぎて、二つの丘にそびえる古城が印象的な州都シオンを過ぎると、ローヌ川は北に向かってマルティニで湾曲していきます。その後、レマン湖へと注ぎ込むまで、ぶどう畑が広がるシャブレー地方を流れていきます。最後の数キロメートルは、ローヌ川の左側は引き続きヴァレー州ですが、右側はヴォー州になります。

ローヌ川はル・ブヴレでレマン湖にいったん入ります。その後、モントルー、ヴヴェイ、ローザンヌなど湖畔のリゾート地をすぎて、湖の西端となるジュネーヴから、再び、ローヌ川として流れていきます。そしてスイスを離れ、フランスに入ったローヌ川は数々のワイン産地をすぎて、地中海に向かって南へと流れていきます。

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ローヌ川
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