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Intro

ルツェルン西部のエントレブッフ地方は、自然と人間の共生を目的とするユネスコエコパーク(生物圏保存地域/バイオスフェアリザーブ)に、スイスで初めて認定された国定自然公園です。果てしなく湿原が続く希少な高山湿地帯、ゴツゴツしたカルスト地形、荒々しい渓流など美しい自然と農業・牧畜の暮らしが営まれる生活圏が共存し、多様な生態系が守られています。

観光地の紹介

ルツェルン西部に広がるこの地域は、スイスで最も多くの自然遺産を保持しているともいわれています。スイスで最も大きく多数の湿原があり、世界的にみても重要な動植物が生息しています。人々の暮らす生活圏とともに、プレ・アルプス地方(アルプス山脈の手前)の湿原とカルスト地形がみられ、スイスで最初の生物圏保護区「ユネスコ・エコパーク(バイオスフェアリザーブ)」に指定されました。

総面積の43% が森林、30% が農業用地・牧草地、18%が高山草地、3%が集落、7%が湿原および岩場に分けられます。ルツェルン州のドップレシュヴァンドDoppleschwand、エントレブッフEntlebuch、エッシュホルツマット=マールバッハEscholzmatt-Marbach、フリューリFlühli、ハースレHasle、ロモースRomoos、シュプハイムSchüpfheimの 7つの自治体で構成されています。


手つかずの自然が残る草原と湿原、牧歌的なアルプスの牧草地、そびえ立つシュラッテンフルー山塊など。400 平方キロメートルのエリアに、静かで穏やかなリラクゼーションやインスピレーションをもたらす大自然の神秘的な世界が広がります。さまざまなハイキングコースを通して、大自然を体験することができます。

歴史・文化的観点からも多くの魅力がつまっています。ロモースに残る最高品質の木炭をつくる炭焼き職人の技「ケーレンKöhlern 」やハースレには中世の巡礼地のひとつハイリグクロイツ巡礼教会Wallfahrtskirche Heiligkreuz、山岳地方の牧童が秋に山をおりてくる伝統の祭り「牧下り(アルプアプファート)」など、奥深い文化を訪ねることができるでしょう。

ユネスコエコパーク20周年

2001年にユネスコエコパーク(バイオスフェアリザーブ)に認定されてから2021年に20周年を迎えます。2011年には、ユネスコの10年目の定期調査で素晴らしい取り組みと状態が高く評価され、世界の数あるユネスコエコパークの模範例として選ばれました。

20 Jahre - UNESCO Biosphäre Entlebuch(ユネスコエコパーク20周年)

観光ポイント

INFO: エントレブッフ・ユネスコエコパーク