ヴァル・ブレガリア(ブレガリア谷)
Intro
マローヤ峠からイタリアのキアヴェンナまで約1500mの標高差を下りながらメーラ川に沿ってのびる谷。多くの登山家を魅了してきたピッツ・バディーレ、ピッツ・チェンガーロ、ギザギザの山が特徴的なシオラ連峰などブレガリア・アルプスの山々に囲まれ、豊かな自然と素朴な暮らしが息づいています。石葺き屋根の家並みと石畳の道が美しい村々が点在する秘境の里。芸術一家で有名なジャコメッティ一族の出身地としても知られています。画家セガンティーニやヘッセ、リルケなどが愛したソーリオの村は知る人ぞ知る人気の観光地です。
もともと独特のロマンシュ語を話す地域でしたが、現在では8割〜9割がイタリア語を話しています。
自治体としては、ブレガリア谷のスイス領にあるヴィコソプラーノ、スタンパ、ボンド、カスタセーニャ、ソーリオの5つの村が合併して2010年1月からブレガリアという自治体になりました。
- カッサチア Cassacia
標高1458m。マローヤ峠から続く九十九折の山道を下った最初の集落で、セプティマー峠へと続く分岐点。村の上にある高台には、かつての集落跡である塔の遺跡が残っている。 - ヴィコソプラーノVicosoprano
標高1067m。谷で最大の集落で行政の中心地。13世紀の石塔や州の保護文化財に指定された2つの教会がある。 - ボルゴノーヴォBorgonovo
スタンパ隣の集落。アルベルト・ジャコメッティの生地。一族のお墓があるサン・ジョルジオ教会は州の文化財で、アウグスト・ジャコメッティのステンドグラスをみることができる。 スタンパ Stampa 標高994m。メーラ川の流れるかわいい村。芸術一家で有名なジャコメッティ一族の家とアトリエがあることで有名。 - ボンドBondo
標高823m。3000m級の山々へ続くボンダスカ谷Val Bondascaへの起点。10世紀にはすでに文献に登場している中世の城塞のカステルムール城の遺跡がある。 - プロモントーニョPromontogno
ボンドの隣。ソーリオへと上るポストバスの乗換所。 ソーリオ Soglio ブレガリア谷奥の高台にある小さな村。セガンティーニなど画家や文人に愛された美しい隠れ里。 - カスタセーニャCastasegna
標高696m。イタリアとの国境の村。栗に由来する地名のように、ヨーロッパ最大といわれる栗林があり、ソーリオから栗の伝統を訪ねるハイキングコースとなっている。
