ビュンドナーゲルシュテンズッペ

ビュンドナー（グラウビュンデン州の）+ゲルシュテン（大麦）+ズッペ（スープ）という名前の通り、大麦を入れた素朴なスープ。シンプルではあるが、約150あるというグラウビュンデンの谷ごとに微妙にレシピが異なるというほどバリエーションが豊富。


ただし、一晩つけておいた麦と細かく切った野菜、そしてこの地方の特産でもあるベーコンや干し肉と一緒にじっくり煮込むところは共通。山岳地方なので、保存食の一種でもあり、野菜は冬の前に細かくきって日干ししておく乾燥野菜が使われることが多い。
アルプスの厳しい冬をこえる山の農民の知恵がつまった、栄養のあるスープは、家庭でもレストランでもよく食べられる冬の人気メニューです。