スイスの宗教
国として公式に統一した宗教はありませんが、ほかの欧州諸国と同じく、国民が信仰する宗教は主にキリスト教です。チューリヒやジュネーヴなど、宗教革命発祥の地として知られていますが、全体でみると、カトリックが人口の35.1%、プロテスタントが23.1%。この2つで人口の半分以上を占めています。
ここ数年で無宗教・信仰の割合が27.8%へ急増しています。ほかにも移民してきた住民が信仰するイスラム教のほか、0.3〜0.6%と少数ですがヒンドゥー教、仏教、ユダヤ教などがあります。
歴史的にみても、カトリックとプロテスタントはほぼ同等にバランスがとれており、ルツェルンなどの中央スイス地方やイタリア語圏のティチーノ州などは、伝統的にカトリック中心。チューリヒやバーゼル、ベルン、ジュネーヴなどの都市は、プロテスタントが主流となっています。