グレッチ
Intro
オーバーゴムス地方にある山村。ローヌ川の源流であるローヌ氷河の真横にあり、19世紀にオーバーヴァルトからフルカ峠やグリムゼル峠に抜ける道が整備されたことから、ローヌ氷河見物の多くの観光客で賑わい栄えました。 今は、復活した氷河特急の旧線を走る蒸気機関車「フルカ山岳蒸気鉄道」発着駅として観光客が訪れています。
19世紀に人気を博したローヌ氷河観光の拠点で、その中心にあったベルエポック様式の『グランドホテル・グラシエ・デュ・ローヌ(ローヌ氷河ホテル)Grand Hotel Glacier du Rhône 』という老舗ホテルは、歴史的な遺産を受け継ぎつつ、今まで営業してきましたが、次世代につなげるため、2024年/2025年に大改修工事中。ホテルとしての営業は2026年夏に再開予定。
かつては村の中心まで氷河があり、ホテルの宿泊客は横に迫る氷河を眺めながら食事することもできましたが、現在では、かなり奥の方に氷河が見えます。最近では、氷河に出会うまでに数キロメートルをハイキングしなければなりませんが、氷河が後退していくなかで形成されていったモレーン、湿地帯などは自然保護地区となっており、この氷河の土地ならではの貴重な動植物がみられる人気のハイキングコースになっています。
アルプスの二大山岳リゾートとして有名なツェルマットとサン・モリッツを結んで走った観光列車は、ここグレッチを通り、ローヌ氷河を間近に望む路線だったことから「グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)」と名付けられましたが、その後、フルカトンネルを使うルートに変更したため、グレッチを通過することはなくなりました。しかし、この伝統の絶景ルートを惜しむ鉄道ファンが旧路線を復活させ、往時のような蒸気機関車「フルカ山岳蒸気鉄道」として運行を再開しました。
グレッチは、ベルナーオーバーラント地方へつながるグリムゼル峠(ヴァレー州/ベルン州)と交通の要衝として古くから有名なアンデルマットへつながるフルカ峠(ヴァレー州/ウーリ州)との交差点にあり、ポストバスでグリムゼル峠、フルカ峠、スステン峠という美しい3つのアルプスの峠をめぐる絶景ルートも人気です。
| 言語 | ドイツ語 |
|---|---|
| カントン(州) |
ヴァレー州 Valais(VS) |
| 標高 | 1759 m |
