ローヌ氷河
Intro
フルカ峠とグリムゼル峠に挟まれた谷に流れる迫力の氷河。ヴァレー地方からレマン湖を経由してフランスへと流れ込む全長812キロメートルの大河「ローヌ川」の源流でもあります。19世紀から観光名所となり、多くの人が、氷河の眺望で有名な「ホテル・ベルヴェデーレ」から氷河内につくられた「アイスグロット氷河洞窟」を訪れています。末端部分には多くの小さな氷河湖もできています。
昔から多くの観光客が訪れてきた伝統の観光名所です。人気の絶景パノラマ鉄道ルート『グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)』は、フルカトンネルが開通するまで、この氷河のそばを通過していたことからその名がつきました。現在の路線ではトンネルを通過するので、車窓からは氷河が見えませんが、レアルプ=グレッチ間の旧路線を復活させた「フルカ山岳蒸気鉄道」に乗車すれば、かつての旅人のように車窓からローヌ氷河をみることができます。
約150年前に、フルカ峠の道が近代的に舗装されて以来、多くの観光客がこの雄大な氷河観光に訪れました。近年、かなりの氷河が溶けており、1年で約30〜40メートルほど後退。氷河洞窟「アイスグロット」の入口になる氷河の眺望で有名な「ホテル・ベルヴェデーレ」でも、毎年、氷窟とトンネルを掘り直しており、入口まで約200メートルほど歩いていくことになりました。末端部分には多くの小さな氷河湖もできています。
<氷河のビューポイント>
■グレッチ Gletsch
19世紀にローヌ氷河見物の多くの観光客で賑わい発展した氷河村。伝統のホテル「グランドホテル・グラシエ・デュ・ローヌ(ローヌ氷河ホテル)Grand Hotel Glacier du Rhône」が創業した当時は、まさに氷河の横にホテルがありました。氷河が年月を経てかなり後退したので、氷河までかなり歩く必要がありますが、氷河が溶けていった跡地は、モレーヌや氷河の水が流れる湿原が形成され、自然保護地域にも指定されており、希少な動植物をみることもできる人気のハイキングコースになっています。
■ベルヴェデーレ Belvédère
フルカ峠へと向かう道の途中にあるベルヴェデーレは、“美しい眺め”という意味をもつ地名のように、かつては氷河の眼前にあったところ。グレッチより高台にあり、より近くからローヌ氷河をみることができます。また、19世紀末に創業「ホテル・ベルヴェデーレ Hotel Belvédère」の先には、アイスグロット(氷河洞穴)がつくられていて、見学できるようになっています。
Glacier Data (1973年観測データ)
| 長さ: | 8km ※ |
|---|---|
| 面積: | 17.60 km2 |
※公式には1973年の観測発表データとなります。
Data Source:Swiss Glacier Monitoring © VAW/ETHZ & EKK/SCNAT
