修道院付属図書館(世界遺産)
Overview
Intro
壮大なバロック様式の大聖堂を擁するザンクト・ガレン修道院(世界遺産)の中にある付属図書館。膨大な数の貴重本や手稿を納めた修道院付属図書館は世界最大級の中世の図書館であり、また世界屈指の美しさを誇る図書館としても知られています。
8世紀に創設され、文化と科学知識が集結された学問の総本山として、中世ヨーロッパにその名を轟かせていったザンクトガレン修道院を代表するのが、重要な書籍コレクションを誇る付属図書館です。
バロック様式の美しい装飾の修道院図書館には、現在17万冊の蔵書があり、そのほとんどが今でも読むことができる状態を保っています。2万冊におよぶ貴重な写本や手稿、9世紀に描かれた世界最古ともいわれる建築設計図のほか、2700年前のエジプトのミイラなどの美術品など約5万点が展示されています。
スイス最古の図書館でありますが、特別に古く価値のあるものを除いて、ほとんどの本が申請すれば閲覧室でみることができ、1900年代以降に発行された本は貸出もしているなど、今でも普通に図書館としても機能しているというのも驚きです。
付属図書館はザンクトガレン修道院として 1983 年にユネスコ世界文化遺産に認定されました。