ユングフラウ鉄道
Overview
Intro
アルプスのアイガー山中を貫くトンネルを抜け、ヨーロッパ最高地点の鉄道駅となるユングフラウヨッホ駅(3454m)まで結ぶ登山鉄道。1912年に全線開通した伝統の路線です。
クライネ・シャイデックからアイガーグレッチャー駅までの車窓からは名峰や氷河、初夏には沿線に咲く色とりどりの高山植物の花々を楽しむことができます。山頂のユングフラウヨッホ駅に隣接する複合施設「トップ・オブ・ヨーロッパ」にあるスフィンクス展望台からは、世界自然遺産でもあるアルプス最大・最長のアレッチ氷河から名峰群が連なるアルプスの絶景を楽しむことができます(世界遺産)。
2018年8月からは4代目となる新型車両での運行がスタート。最新技術がつまったシュタッドラー社の超低床車両はバリアフリー対応で、快適な車内にはモニタースクリーンが配置され、運行情報や路線情報などがタイムリーに紹介されます。それまで約50分だった所要時間が大幅短縮され片道35分となりました。アイガーヴァント駅、アイスメーア駅での高度調整のための途中下車が不要になりました。
2020年冬からはグリンデルワルト・グルントに新設されたターミナルから直行アイガーグレッチャー(アイガー氷河)駅まで、わずか15分で結ぶ最新の3Sロープウェイ「アイガー・エクスプレス」が誕生し、ますます便利になっています。
これまではグリンデルワルトまたはラウターブルンネンから登山鉄道「ヴェンゲルンアルプ鉄道」でクライネ・シャイデックまでのぼり、そこからユングフラウ鉄道に乗ってユングフラウヨッホへ向かいましたが、往復のどちらかでロープウェイと組み合わせることができるようになり、ユングフラウヨッホ観光や周辺ハイキングの旅程バリエーションがさらに広がりました。
NEWS:
ユングフラウ鉄道の座席予約が可能になりました。
夏季のユングフラウ鉄道の旅は座席予約が必須になります
混雑して待たないと希望する便には乗車できないこともあったユングフラウ鉄道ですが、オンラインでの座席予約が可能となりました。この座席事前予約システム(10スイスフラン)で、安心して自分のプラン・スケジュール通りにユングフラウヨッホへの旅をお楽しみいただけます。ユングフラウ鉄道の座席予約に、アイガー・エクスプレス(グリデルワルト・ターミナル=アイガーグレッチャー)の優先乗車も含まれます。また夏季のハイシーズン【2025年5月1日〜8月31日】には、座席予約が必須となりますのでご注意ください。
Seat reservations Jungfrau Railway
▶︎ユングフラウヨッホの情報
▶︎世界遺産「スイスアルプス ユングフラウ=アレッチ」の情報
▶︎アイガー・エクスプレスの情報
TRAIN INFO:鉄道情報
クライネ・シャイデック = ユングフラウヨッホ
Kleine Scheidegg (2061m) = Jungfraujoch (3454m)
運行データ
所用時間:片道44分
運行期間: 通年
Timetable | jungfrau.ch
区間(停車駅)
クライネ・シャイデック Kleine Scheidegg (2061m)
アイガーグレッチャー Eigergletscher (2320m)
アイガーヴァント Eigerwand(2865m)
アイスメーア Eismeer(3160m)
ユングフラウヨッホ Jungfraujoch (3454m)
路線データ
ラック式鉄道(シュトループStrub)
開業:1912年
距離: 9.34 km
軌間・ゲージ:1000mm
最大勾配:250%
※スイストラベルパスの所有者は乗車券を25%割引で購入できます
▶︎スイストラベルパスの情報