スイスの気候・季節
山岳地方は異なりますが、気候・気温ともに日本とそれほど変わりません。北海道や軽井沢、八ヶ岳などの高原リゾートをイメージしてください。平均して夏(7月・8月)は18〜28 °C。日差しは厳しいですが、日本のように湿度がなくカラッとしているため、日陰などでは爽やかに感じるでしょう。冬(1月・2月)は -2 〜 7 °C、多くの場所で雪が降ります。春・秋は 8 〜15 °Cで、最も過ごしやすい時期になります。<br><br>
ただ、小さな国土の中に高低差4400mという起伏に満ちた地理条件もあるため、多様性とマイクロクライメイト(局地的な気候)もスイスの特徴です。山岳地などでは、同じ場所でも夏には30°C まで達する日もあれば、冬には-25°Cとなることもあるほど。スイスで観測された最高気温記録が41.5 °C (グローノGrono GR)、最低気温記録が -41.8 °C(ラ・ブレヴィーヌ La Brévine)であることからも、その一端がうかがえます。<br><br>
また、河や湖で泳げるほど暑い夏でも3000~ 4000m級の山頂は万年雪の世界であることからもわかるように、山頂と麓の村では10~30度ほど温度差があります。<br><br>
スイスの季節の移り変わりは、基本的に日本とほぼ同じです。自然が豊かなスイスでは、四季のメリハリがあり、春夏秋冬に異なる美しい風景が楽しめます。<br><br>
昼間が暑くても朝晩が冷え込むなど1日の温度差も激しいこと、またその日の天気によって気温が大きく変化することから、どの時期にどの場所を旅行するにしても、変わりやすい気温の変化に即座に対処できるように、長そでのカーディガン、セーター、ウインドブレーカーなど、着脱が簡単で常に温度調整ができる準備が必要。マフラーや手袋なども防寒対策に効果的です。<br><br>