サステナブルな交通 地球にやさしいスイス旅
Intro
スイスが誇る交通ネットワークを利用して、絶景を眺めながらのんびりと各地をめぐる旅はスイスならではの楽しみ方ですが、地球にやさしい旅のスタイルでもあります。なかでも鉄道は最も環境にやさしい交通手段です。ほかのどの交通機関よりも温室効果ガスの代表である二酸化炭素CO2排出量が少ないことでも知られています。

スイス国鉄SBB:スイス最大の持続可能な交通サービス
スイス国鉄 SBB:スイス最大の持続可能な交通サービス
国内最大の輸送会社であるSBB(スイス国鉄/スイス連邦鉄道)は、鉄道運行で使用する90%の電力を水力発電で生成しています。駅やオフィス、関連事業ビルなどのエネルギー調達は、すでに100%カーボンニュートラルです。 2025年までに電力のすべては再生可能エネルギーで供給される予定です。
スイス国鉄SBBでは革新的なプロジェクトと数多くの省エネ対策により、スイスの持続可能なモビリティ(交通サービス)に大きく貢献しています。「アダプティブ・コントロール」または「グリーンウェーブ」と呼ばれています。 このシステムは、列車の運転の際に、停止信号での予定以外の停止を回避し、より環境に優しい方法で運転できるようにします。 乗客の皆様もより快適な乗り心地を楽しむことができます。
CHECK
レーティッシュ鉄道:100%水力発電で運行
電気バス:インターラーケンを持続可能な方法で移動できます
電気バス:インターラーケンを持続可能な方法で移動できます
インターラーケンを電気バスで結ぶポストバスのEバス(電気バス)。アルプス観光の玄関口で、名峰や湖に囲まれた美しいリゾートでは環境にやさしい方法で移動できます。 この電気バスは自然の再生可能エネルギーである水力発電でバッテリーチャージされています。 このバスは普通より騒音が少ないのも嬉しいメリットです。ピュアな環境の中でリラックスする旅をお楽しみください。
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フニ:歴史的な驚きの工学技術
フニ:歴史的な驚きの工学技術
ケーブルカーを意味するフランス語「フニキュラFunicular」を略した「フニFuni」はフリブールにある、スイスに現存する最古の水力で動くケーブルカー。フリブール駅から徒歩わずか数分の旧市街にあります。レトロなケーブルカーは1899年から運行されており、排気ガスはまったくありません。このケーブルカーの動力はモーターではなく、高低差のある旧市街の高低差を利用して、町の上から生活用水を流すことで動力を供給されます。ろ過された廃水を3000リットルのタンクから56.4メートルの高さで落としてケーブルカーを動かしています。
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